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Ikumi Fritz

三宅はつえさん流「わたし流中期中絶のケア」

9/24(木)20:00-21:30 「わたし流中期中絶のケア」

三宅はつえさん (看護師・助産師/もものみ助産院(出張開業)看護師・助産師)


助産師メインの少人数で開催されました。

まず、初めに参加された現場の助産師の方々からは、現場で目の当たりにした様々な体験と共に、『対応の仕方がわからない。』『どんな声かけをしたらいいかわからない。』という戸惑いの声と共に始まりました。


中期中絶は助産師にとってとてもハードな仕事。

学校で学んでいない、中期中絶のケア。

最近グリーフケア、誕生死のケアは耳にする機会が増えてきたが、

中期中絶はまだ出てきていない。


三宅さんも、助産師として勤務し始めた頃は、苦手な仕事で関わりたくない人を殺しているという拭えない気持ちがご自身の中にあったとの事です。

そんな三宅さんも、中期中絶のケアが苦ではなくなった出会いがありました。

中絶することに同意書まで書かれたものの、まだ悩みがあった女性。

彼女に、興味を持ちいろんな話を聞き、話をたくさんした彼女が、

退院する時の一枚の手紙によって、中期中絶のケアが苦ではなくなったと。


三宅さんより参加された助産師の方々へ


・女性にとって、中絶をした事を、身体も心もなかったことにはできない。

・助産師は、女性の人生に寄り添う仕事。

・女性が小さな命とお別れすることを選んだ時も、傍らには助産師がいる。

・人生のリスタートの命の迎え人であり、おくりびとである。

・助産師が関わる全ての女性に幸いあれ  出産であれ、中絶であれ、  女性にしか経験できないことだから


まだまだ、伝えたいことが多々ある会でした。

今日参加して、助産師の方々も「何かしたい」という気持ちがあるけれど、

困惑され、悩んでいるという事実を知りました。

また、中絶という辛く、切羽詰まった人生の中に、話をたくさん聞いてくれた事、

患者としてではなく、一人の人として向き合って興味を持ってくれた事、

なんでも受け止めてくれるけれど、一言ポンと腑に落ちる、

自分が納得のいく事を言ってくれた助産師の存在は今後の人生に大きく関わるだろうと。



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