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秋のトークン

助産塾Vol.2 入門編 終了しました。

2020年

助産塾主宰 Umiのいえ齋藤麻紀子より ご挨拶

先輩助産師から聴く<入門編> はじまります 

この講座は私齋藤麻紀子が長年歩いて出会ってきたベテラン助産師さんたちの、技と心得を後世に残したく企画しました。

医療者ではない一母親の実体験から、出産を通じて女性が成長できるには、伴走してくれる助産師が必要であると断言します。
また、災害対策として、災害時にライフラインが絶たれたときでも、モニターなくとも、

二つの手だけで産ませてあげられる実力をもつ助産師がいないと困ります。

お産とは、親子の30年40年先までの健康と絆につながっていきます。

お産を守ることを使命とした助産師が活躍できるよう、先輩から経験とお知恵を受け取る機会を作っていきます。

まずその入門として、5名の講師のライフストーリーとお人柄を感じる「はじめまして」の会をお届けします。

助産師ではない方、どなたにもご視聴いただけます。

まずは、それぞれの「お産のしこみ」と「助産哲学」を聴いてください。
心の支えとなる先輩のお話、体験に基づく生きた言葉に出会えるかもしれません。

入門講座のあとには、本気で深堀りしたいひとのための本講座があり。

新たな心の眼をもって、助産師の道を歩む目標設定のヒントにして頂けたら嬉しいです。

助産塾入門本講座: 両親学級

広島 田中敬子さん 
「お産の魅力〜〈はいりん〉女性の身体が変わる瞬間〜」

10月28日(水)21:00-22:30
11月3日(火祝)10:30-12:00 

私は産婦さんのそばにいながら、できるだけ一人にしてあげます。
「幸せホルモンの出る7つの法則」を守って、とにかく産む人の邪魔をしない、その人の気持ちや環境の邪魔をしないようにいます。
彼女の身体に耳を傾けていたら、赤ちゃんの後頭結節が、お母さんの恥骨と尾骨を通過する音を感じます。
すると、とたんに会陰が変わる。会陰はグッと伸びだす。あとは流れに任せる。
その流れにのれた女性が赤ちゃんを抱き抱えた時の輝き、それはとても神秘的で至福な時。

沖縄 小森香織さん 
「みてたらわかる」

10月29日(木)20:00-21:30
11月3日(火祝)13:00-14:30

お産は野性にもどる体験。頭で考えていたら、赤ちゃんは外に出てこない。
私は産婦さんの邪魔をしないよう息をひそめていると、仙骨がぽこって笑うときがくる。いい声が出てくる、
いよいよ産むむ体勢にはいるとき、「入った!よしよし、きたきた、その波がきた!」
その人の内側からぼわ~~って何かがあふれてくる。それはたぶん宇宙に漂うような時間。 
私は、この時を待っている。ここに案内したい。ここに産婦さんがたどり着けるよう道案内したい。
ここから先は、この人は一人で行ける。赤ちゃんと一緒に行ける。しっかり見守ってるよ。あなたなら行けるよと祈る。
女性のその変化をどんどん助産師は受け取っていく。その共同作業が命がけで楽しい。
私は、住む土地ならではの女性の暮らしと身体にあわせた助産を探求してきた。
私は私の時代の女性たちを支えてきた。私とこれからの若い助産師が支える女性は違う。
もう身体も違うし、気持ちも違う、おかれている社会も違う。
若い助産師さんたちは、今の人を支えるというタイミングで助産師としてうまれてきている。
まったく別のものを支えるアイディアを、あなたたちがこれから作り出していくんだけれど、
「昔はどうしていたのか」「本来産める身体はどうやってつくられてきたか」を聴くことが、
もし今に活かせるなら、喜んでお話したい。

福岡 信友智子さん 
「わたしのガイドスピリットとは」

10月31日(土)21:00-22:30
11月1日(日) 21:00-22:30

「わたしのガイドスピリットとは」
17歳のある日、私は助産師である母の手伝いに入った。
産室は言葉にならない空気。
ふたりの間にある絶妙な信頼関係。
産婦さんが陣痛の波に呼吸をしてがんばっている。
その人に「さあ、がんばなさい」と添い遂げる母の姿。
ドゥルンと生まれる赤ちゃん。
汗いっぱいお産している女性が私に向けてくれたありがとうの笑顔。泣きそうだった。
そう、私はのっけからお産の本質の美味しいところ、本物のバニラビーンズが入ったバニラアイスを食べちゃったような衝撃。
そこにある関係性の在り方が私の原点。
生まれる・死ぬという場を実体験する前提なく、医学や看護学・助産学はスタートする。
いつも机上の本から想像しながら勉強する。
そしてやっと現場に出てみると、なんだか違和感半端ない!
看護大学時代から心はアトピー状態。
いつも「??」の連続。生理的なお産って何?どうして時間かかるの人間のお産って?胎盤無視してない? 
安全が助産師のゴールなの? 
イギリス留学したときに私の疑問は「クリティカルシンキング」っていう事だと知った。
いつも、疑問をもつ。それが私のいのちへのこだわり。
助産師は、分娩の経過にいて、ただその良し悪しをみるのが仕事じゃない。
安産も難産もお産はその人のもの。
その人が、お産をどう受け止めていくのかを、一緒に感じるもの。しかも長期的に。
with woman その意味の奥にたどり着いたとき、助産師の感応力が花開く。

茨城三宅はつえさん  
「大いなるものに身をゆだねる他力本願と
コツコツ地固め助産師の道」

10月27日(火) 21:00-22:30
11月7日(土) 21:00-22:30

女性の美しい真珠の涙をみたことがある。
生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこしたママの大きいなまんまるの目から真珠のような涙がはらはらはらとこぼれおちた。
痛い痛いと苦しんでいた人が、やがて花が咲くような笑顔をみせてくれる。
お産の山のてっぺんには、そういう美しい景色に出会うこともある。
それは生まれるときも、赤ちゃんの死を迎えるときも同じ。
助産師は、その人と一緒に山を登り、遭難しないようにそばにいる仕事です。
よきガイドになるには、たくさんたくさん良きものをみることが大切です。
私は自然に身を任せて、ご縁に導かれて働いてきた。
病院、助産院、自宅出産、新生児訪問、クリニック。施設でも地域でも助産はチーム医療。
周りの人の事も、助産師をめぐる制度のことも、理解を怠らず、職能団体を維持することが大事です。
それが専門職として社会に認知されること。
やりたい仕事をのびのびするために、足固めとはなにかを、これまでの経験からお話します。

札幌高室典子さん  
「産むのはあなた、
育てるのはあなたと
覚悟を決める。
気づきのチャンスを与えるのが助産師」

10月30日(金) 21:00-22:30
11月5日(木)21:00-22:30

人が変わっていくのがみえる。
妊婦さんが、今まで娘として甘えてばかりだったのに、もうちょっとしっかりしなくちゃという意識がめばえて、
だんだんと顔つきが変わってくる。
生んだ後のお母さんの顔になる瞬間、赤ちゃんに向ける笑顔、家族に向ける笑顔が好き。
絆ができているなあと思う瞬間に、私の心もしあわせで満ちていく。 
若いころは、病院の中でも地域でも、産婆さんにいろいろ仕事をみせてもらった。
ある日、自宅出産のお供についていくと、産婦さんの顔をみるなり、
産婆さんは「まだ生まれないっしょ」と、靴もぬがずに帰ってしまった。
そして、そろそろかなあとまた戻ってきて分娩の支度をしたら、赤ちゃんがつるりと生まれる。
なんでわかるんだろう??という疑問が糧になった。若いころにはわからなかったことも、今ならわかる。
その人の最初から関わっていると、ちょっとした変化がわかっていくる。
その積み重ねで、「まだ生まれないっしょ」の感がつかめてくる。
経験の積み重ねに裏打ちされたエビデンスがあるから、だから「あ、こうしようとか」「これは変だ」と判断ができ。 
妊婦健診から、その人の全身をみる。心も身体も全部みて、その人に寄り添わなければみえない部分がある。
その中に、どうもこうも、心の中でもやもやする予感さえ出てくる。
その妊婦さんと肚の底で繋がらないような、この人を助けるのは自分の役割かどうかも、肚でわかってくるようになる。
入ったものは出てくる、だから産前が大事。その人を知るってことがとても大事。

冬

ベテラン助産師から経験と知恵を聴く

​助産塾 Season 2


​〜待つお産を守るトータルでお産を担う助産師になる〜
Umiのいえ助産塾 本講座のお知らせ

入門講座を受け、この先輩の講義を学びたいと覚悟が決まったらぜひ本講座へ!
★定員10~12名の少人数制です。
★本講座は録画はありません。
★ オンライン聴講するだけでなく課題があり、FB上で講師と受講生同士のシェアリングを通じ、学びや気づきを深めあっていきます。

講師は、これからの助産の道にメンターとなって応援してくださることでしょう。

背伸びをせず、はらをわって、本音で聴き語り考えあう場です。どうぞ、今一歩踏み出す力をつかみにいらしてください。

本講座お申し込みは、講師名にリンクしておりますので、クリックしてください。

助産塾入門本講座: 両親学級
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​高室典子(札幌 助産院エ・ク・ボ)満席

産むのはあなた、育てるのはあなた、と覚悟を決める気づきのチャンスを与えるのが助産師

◆第1回目 12月3日(木)21:00-22:30

今さら聞けない安全なお産へのわざpart1(妊婦時代が大事)

科学の時代になり、自然なお産を望む人がいても自然な暮らしをしていない身体は、そう簡単に自然なかつ安全なお産にはならない。まず妊婦健診は相手を見ることから始まる。どんな考えを持ってどんな暮らしをして、どのくらいの覚悟や思いがあるのか、どんな素敵ないいところを持っているのか・・などなど。安全で安心したお産は、妊婦の時からの関わりが大事。一度も救急搬送のない助産院エ・ク・ボのお産を改めて振り返り、見えて来たもの。


◆第2回目 12月14日(月)21:00-22:30

今さら聞けない安全なお産へのわざpart2

お産の主役は、助産師じゃない!!産む人が納得のいくこと、家族で迎えるお産のクライマックスを影で支えるのが助産師。相手の満足度をきちんと妊娠中からアセスメントすることが大事。そして「産んだ(自分で)!!」という達成感を、味わってもらうことが、その後のその人の育児や生き方にもつながる。こんなに大事な仕事なのです。そして、会陰など切開しなくても介助できる技をご紹介。


◆第3回目 1月21日(木)21:00-22:30
産後ケアと寄りそうケア

「寄りそう支援」とは? その人のためになる支援、優しい支援とはどんなことかを考えてみましょう。妊娠中から継続しておつきあいしているお母さんと、産後の初対面からケアがはじまるのとでは随分違います。親密感をどうつくる? お産の傷つき、授乳困難、母娘や夫婦の関係性、あらゆる角度から読み解き見極めること、可能性を信じること。目の前にいる女性に教えること、教えないこと、そしてそのタイミングも、一人一人をよく感じて行う。その判断が助産師自身の肚力を鍛えます。


◆第4回目 1月28日(木)21:00-22:30 
助産師の自律を目指すためには

女性に寄り添いたいと願い、天職と感じて進んで来た道も、助産師の7割が資格を活かして働いていないという現状。実際に病院で働いてみると過酷な労働環境や上下関係、患者さんの急変によるトラウマなど、辞める理由はたくさんあります。「助産師は起業家」であると言われた時代もありました。いくらでも自分の足で立って貢献できる仕事がある、助産師の仕事は、まだまだ未知数が多い。病院にいても開業しても稼いでいける道があります。社会の中での仕事として確立するための方法や手段がある。社会的な仕事を意識して働くこととは。助産師の自律・自立とは?

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大いなるものに身を委ねる他力本願とコツコツ地固め助産師の道

◆第1回目 12月8日(火)21:00-22:30

「妊娠中の関わりの集大成がお産:自宅出産のいろいろ」

自然なお産をしたい方には、まず生活を見直すことから。その方にできる範囲で、ゆったりと。あとは家族関係の調整に時間をかけます。そしてお産当日、匂いとか音も記憶に残ります。


◆第2回目 12月22日(火)21:00-22:30

「福岡助産院での修行時代:大正生まれの先輩から何を学んだのか」

子育てブランク8年を経て、週1助産院修行を10年。『東京大空襲のあの日、赤ちゃん3人取り上げましたよ』が口癖だった師匠。戦争当時や戦後のもののない時代にどんな工夫で乗り切ったのか。そして新しいものが大好きだった師匠。アロマテラピーから気功に水中出産。多くの学びを得ました。


◆第3回目 1月5日(火)21:00-22:30

「開業助産師は地域でチーム医療:職能団体や他職種との連携」

病院ではチーム医療、開業は地域で、やはりチーム医療。母子の安全を守るためには他職種との連携はかかせない。職能団体を通して仲間と連携することも大事なこと。


◆第4回目 1月19日(火)21:00-22:30

「出張開業とクリニックのパート勤務:ゆるやかなプライマリ・ケア」

クリニックで助産師外来やってマタニティクラスやって、お産介助して、おっぱいみて退院指導して、それから新生児訪問。必要があれば産後ケアで手厚く訪問。そして1歳過ぎまでベビマでフォロー。

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女性のその変化をとことん助産師は受け取っていく
その共同作業が命がけで楽しい

◆第1回目 12月7日(月)14:00-15:30

「妊娠中の仕込み」

おいしい出産・育児のためには、何が必要なのかを時間をさかのぼって考える。自宅出産を考えているひとたちは、病院で産む人とどこが決定的に違うのかを考えることでいま、参加助産師が今すぐができる支援を明らかにしていきたい


◆第2回目 12月21日(月)14:00-15:30

「分娩中の産婦と助産師と家族と」

産婦が出産中に持てる力を120%発揮できるために助産師ができること。自宅出産で私が見せてもらったたくさんの奇跡を、皆さんに紹介することで参加助産師が今すぐ出産介助をするときにできることを探していきたい。


◆第3回目 1月18日(月)14:00-15:30

「産後のベビームーンを共に過ごす」

お産そのもの以上に楽しみな産後の生活支援。産後のからだの回復を促し、自分を好きになってもらう手助けをここでもすることができる。母乳育児の成功の確信もしてもらう。お母さんスイッチオンをして手を放す。出産だけにとどまらず、死ぬその時までの自分のからだに対するいたわりや尊敬の念を産後ケアで伝えたい。


◆第4回目 1月25日(月)14:00-15:30

「助産院の経営~食っていける助産院づくり~」

ブランク10年のわたしの強み

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第1回 11月29日(日)14:00-15:30

養生期その1:「彼女とセッションする 彼女が妊娠を通して自分を知る」

問診は対等な対話からはじまる。あなたの健康を気にして伴走していきますよというスタート。

問診はお見合いであり、初デートのように。

健診は何故するのか?何を知りたいのか?なにを彼女に訪ねるのか?

問診は、自分を探求していく道となる。

触れて、対話して推察できること。察するとは。

第2回 12月5日(土)14:00-15:30

養生期その2:「彼女を探求する  彼女が自分の持つ可能性を見つける」

無意識に気づきやすい状態とは?

環境を開拓する。家族など周囲の人々に働きかける。

医療との付き合い方をめぐる話し合い。

第3回 1月17日(日)14:00-15:30

出産期:「開放としての出産 黒子魂とアドベンチャーガイドに学ぶ」

分娩生理学・解剖学的考察。分娩心理学的考察。母子関係に見る予測。

セクシャリティと分娩環境。会陰と人権。

邪魔しない。励ます。敬う。呼吸を合わせる。

困難な出産時:出血・仮死・遷延・・・


第4回 1月23日(土)14:00-15:30

助産のエクスタシー

イマドキのニーズにあわあせることが助産ではない。もっと深い洞察が必要。

助産は公衆衛生の原点。

愛に包まれたお産をした女性がたくさん住んでいる街は、きっと自分の子じゃなくても愛おしくなるような社会になる可能性がある。

本能的な快感と痛みを痛快に味わうオキシトシンリッチな出産をした女性がたくさんいる町を、想像してみてはどうだろうか⁉️  

時代に求められる助産師でなく時代を作る助産師へ

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徹底したサポート女性の力を信じることが私の助産への道

◆第1回目 12月1日(火)10:30-12:00

自分の助産師として、ステップアップするには?

      〜自分の現状、未来、強みを知る〜

自分の棚卸しをし、自分だったらどんな助産師になれるのか。どんな働き方をする助産師になれるのか。自分がこれから出来る可能性を考えていくワークをする。自分の改善点がわかる。自分はどんな事を今後学んでいきたいかを知る。これまでのワークから、その人の潜在的な能力を生かした助産師像を一緒に考えていきま しょう。


◆第2回 12月8日(火)10:30-12:00

「妊婦さんが望む最善のケアとは?」〜自宅出産の事例を通して学ぶ〜

妊娠期〜産後について、事例を通して、自分だったらどんなケアをしていったか?

その時、自分だったらどうしたか?を、考えていきます。


◆第3回 1月12日(火)10:30-12:00

幸せホルモンの出る出産の7つの法則  〜あなたが今できるお産のケアとは?〜

今、自分が病院で行っている出産ケアを振り返りながら、7つの法則とは何かを

考えていくワーク。

それを知って、今の自分だったどんなケアが出来るか考えていきます。


◆第4回 1月19日(火)10:30-12:00

産前産後のマイナートラブルのケア

 骨盤ケア、陰陽五行、東洋医学、食事指導、マタニティスイミング、子宮美人ヨガ、月と潮など、いろいろ智慧いを学んで、その人にあったものを判断し、ケアして来ました。中でも、重宝しているのが植物の恩恵であるメディカルアロマです。マタニティ、産後のママ、赤ちゃん、そして更年期の方にも、心身を癒し全身をリラックスさせてくれるメディカルアロマを使用しています。ママたちに元気に過ごしていただくための、暮らしの知恵。日々の実践からご紹介します。

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