2021年2月22日(月)21:00~ 出産ドゥーラ木村章鼓さんの「女性として大切にされるお産の寄り添いとは」でした。
章鼓さんからの、「質の高いケアとは?」という問いかけに、自分がケアの受け手だった場合と、ケアギバーだった場合(あそこがあれができていたらと思えること)について、全国からご参加くださった皆さんと一緒に考えました。
感想をご紹介します。
━-━-━-━-━-━ ・バースドゥーラさんのお話を聞けたのは初めてでした。 一つ一つのケアや、言葉掛けもとても勉強になりましたが、何より、あきこさんの在り方こそが、ドゥーラとして呼ばれ続ける理由だろうなと思いました。 誰も否定せず、ただただ寄り添い丸ごと目の前の人を肯定する。 現象の意味に気がつくのは、その本人自身だと言うことを忘れずに、自分満たし♡自分愛しをして、助産師ていきたいなぁと思います。
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・ドゥーラについては助産学生の頃から学んでいましたが、その際には「あれ?わたしがしたいことって、助産師?ドゥーラ?あれ?」って思っていました。様々な歴史のあるココ日本の助産、現場で繰り広げられる助産、徐々に変わりつつある女性の体やお産への気持ち、でも本質的には変わらない女性の秘めた力…。葛藤の日々です。わたしの務める病院ではドゥーラをお連れしたお産は一度もありません。しかし、日々葛藤を繰り返す助産師が、共に「助産」をすることの伴走者としてパートナーを得ることで、日々の葛藤は違う何かに変化しうると思います。講義中のセッションでもあったように、それを受け入れることができるかどうか、それは「ペルソナという二面性をもった」助産師の、まさにscientificな要素が強いときに現れる縦の関係を重視するか、それともnaturalでculturalで女性性を重んじる一面が現れ横の関係になり一つの波となるか、ココに掛かっているんだろうなぁと、わたしは思いました。そして、わたしは「ペルソナという二面性をもった」助産師だからこそもつ二面性を楽しみながら存分に味わって、悔んだり悩んだりして、お産やいのちについて学んでいきたいなと思いました。
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・病院やクリニックでは「初めまして」でお産を担当することが多く、難しいなと思うことも時々あります。お産の時に産婦さんに妊娠中から寄り添っているドゥーラさんがいてくださったらその方にとってとてもよいことだし、助産師も助かることが多いのではないかと思いました。本当は妊娠中から継続して関わり、寄り添っていきたいです。でもそれを実現するには高い壁があり、助産師外来も実現できていないのが現状です。 病院でも満足のいくお産をされる方もいます。私が担当した方で、「3人目にして初めて満足するお産ができました。」と話してくださった方がいらっしゃいました。そのような方が増えていくように、自分を満たしつつ、できることをしていきたいと改めて思いました。 病院と地域の垣根がもっと低くなり連携できたり、病院と地域を掛け持ちして働くなど、もっと働き方や活動が柔軟になっていけば、女性に寄り添っていけるのではないかと思うので、その辺も今後模索していきたいです。
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・まずは、助産師自信が寄り添えてないこと。寄り添いが必要なことを、ドウーラの皆さんと両サイドから伝えていかなければいけないな・・・と思いました。個体性のあるお産だからこそ、個を大切に寄り添う。女性の自立性、自主性を持たせていくことが、その後の生き方、子育てにつながることを、これからも伝えていきたいと思いました。いつの日か、病院に入って、無痛分娩か帝王切開か自然分娩かを悩まれているお母さんに寄り添って、ドウーラの皆さんのご意見を聞いていただきたいし、自宅出産が増えた折には、ドウーラの皆さんにサポートして頂きたいと願っています。良い本もたくさん紹介してくださりありがとうございました。
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ご参加ありがとうございました。
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